今年の自分につていはロフトで赤木智弘さんと対談したことから、始まり、忙しい一年だったと思う。
本を書くためにパートになったのだけれど、シフト数が少ないので、別の薬局に勤めたのだけれど、二ヶ月の間に八人もの事務の人が辞めるほど、厳しい運動部体質の職場だった。これまでの職場が人間関係がとてもよかったので、硬直した関係は見てて辛いものがあったけれど、自分を鍛えるためと、続けてきて、結局来年も働くことになってしまった。
そのあいまを縫って「カルト漂流記・オウム篇」を出版することができた。もともとはオウムの死刑囚たちが、一歩違っていたら、社会で活躍できる人間になっていたと思うと悲しくて書いた本だった。
オウムについてはすでに社会的に抹殺されているらしく、マスコミでもほとんど取りあげてくれなかった。けれど、あの裁判がオウムだけの問題にすりかえてしまったことは事実だから、おかしいと思っている人も少なからずいることがわかったことはありがたいことだった。
そのからみでジュンク堂で島田裕巳さん、大澤信亮さんと対談できて、軽蔑することで問題を捉えず、理解しようとする空間ができたことはとてもよかったと思う。
今の運動の中ではホームレスが最も人権がないと思っている人も多いけれど、死刑を待つために監獄にいるほうが苦しいのではないだろうか?
少なくともホームレスの人たちは青空を見れるし、自由に歩くことができる。閉じ込められた人は看守の許可がないと何もできないし、自由な会話だってできない。
出られるときは死んだときだけだし、自殺しないように管理され続けているのだ。けれど、もっと過去の時代は劣悪な環境で、拷問もあったことを考えれば、まだ現代のほうが、改善されているのかもしれないけれど。
法政大学でもいろいろな学生が逮捕されて、運動をする学生が退学となり、いよいよ厳しい状況になってきているのが現状ではないかと思う。
再生の前の破壊。若い人たちの情熱はいつの時代も破壊的だったりするけれど、その中で何かを感じれば、それは素晴らしい生き方なんだと思う。
だから、死刑に確定した井上嘉浩さんもきっとその絶望の中で、別次元の光を見出すに違いない。私はそう信じている。賢人たちが監獄の中で、さらにその偉大さを増してきた歴史は数え上げたらキリがないのだから。
ニューヨークに行ってイベントができたのは楽しいことだった。去年より寒かったから、公園で長居はできなかったけれど、あの広さと、人々の寛容な心は日本の萎縮した環境と比べてとてもノビノビできてよかったと思う。
そんな中で政権交代、オバマ氏の大統領就任とノーベル平和賞の獲得という不思議な現象が世界で起こっていた。
私はもともと選挙なんて茶番だと思っている。得に二大政党制はみんな違う意見をムリに二つにして、統制しようとしているように思えて、自然ではない。
本当の人間の自由とは政府の干渉がなくても生きられる強さを人間が取り戻すことなのだ。今の左翼運動の流れは政府からいろんなことを保障してもらおうと、依存度を高め、自立することとは全く違った道を歩んでいるように感じた。
人間は本当は何でもチャレンジできるし、ヘタでも楽しめればいいのだと思う。子どものときは何でもやらされるし、こなす柔軟性がある。けれど大人になると飲みに行くことしか思いつかなくなる。何でだろう。
一日の大半を職場で過ごすうちに、休みのときは眠ることしかできなくなってしまうのは、他人の人生を生きているようなものだと思う。
そういろんな文章を書きながら、私の夢はみんなが自分の強さを思い出すこと。他人に依存しなくても一人で充分強いことを思い出すこと。その上で人との関係を依存関係でなく、対等な友人関係にしていくことだ。
人が人を軽蔑しているうちは本当の自由はない。自由とは何もにもとらわれないことであり、それは環境が劣悪でも自分を見失うことのない精神の解放なのだ。
そういう意味では死刑を待つ人たちも、最大の試練と苦悩を持ちながらも、最高の精神に自分を高めるチャンスを得たのかもしれない。
まだまだ自分の弱さもあった年であるけれど、弱さがあるということは、強くなれるということだから、もっといろんなことに挑戦できるようにがんばりたいと思う。
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Archive for 12月, 2009
2009/12/29 火曜日
read users’ comments(16)
2009/12/14 月曜日
井上嘉浩君に死刑判決
『カルト漂流記・オウム篇』で井上君について書いたけれど、何の声も届かず、彼は死刑になってしまった。
2009/12/7 月曜日
『1Q84』の秘密
村上春樹の小説『1Q84』は1,2合わせて220万部以上売れているヒット作だ。だから買って読んでみた。彼のの小説は海外で売れるような作品のつくりになっている。 |
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