11月22日の日曜日に船橋の友人に誘われて映画「犬と猫と人間と」を見に行った。場所は船橋勤労福祉会館だったので、ちょっと遠かったけれど、そこまで出払う価値があった。
この映画は捨てられた猫を育てている稲葉慶恵子さんという年輩の女性の依頼で飯田基晴監督が中心となって制作したものだ。この上映会はとても盛況で350名の席では足りず、椅子を用意し、358名の客入りとなった。
さて、この映画は犬や猫が捨てられているのを、育て、教育しているさまざまなボランティアの人がいろいろな角度から意見を述べ、現場の状況を伝えている。
その中で、不妊手術をして繁殖を防ぐシーンで胎児がいても取り出すところがあった。獣医の人が手術を施すのであるが、注射によるから、胎児に苦痛はないという。
犬や猫を大切にしたい人が、不妊手術をし、胎児を殺す矛盾。また、犬、猫を殺傷処分する人たちの思い。なぜ、大切にしたい人が、残酷なことをしなくはならないのか?
獣医の女性は、「猫や犬が増えていけば、結局処分する動物が増えていくので、少しでも繁殖しないようにすれば、殺される動物が減るので、仕方がないけれど、必要なことだ」と語った。
また、殺傷処分する人は「私がやらなくても誰かが処分する。ならば、動物を好きな人が殺したほうが、冥福を祈ってあげられるから、いい最後になるのではないか?もし嫌いな人が処分したら、虐待のような処分になってしまうんじゃないか?と思うと自分が引き受けようと思った」と語る。
今犬や猫の殺される人数は1日957匹という。それほど多くの生き物が生を全うせずに殺されているのだ。
もちろん不妊手術についても「人間中心の考え方で、イヤだ」という人もいる。私もその意見に賛成だ。
その映画では地方ではまだ、放し飼いにしている家庭がいる、ということを否定的に語る意見が多く出されていた。
私は犬や猫は野生であるから、自然界にいるのが普通だと思っていた。ロンドンでは野生化した猫や犬はほとんど見かけないという。
私の子どもの頃、隣の犬が放し飼いにされていたことを思い出す。だからよく家に遊びにきて、とても可愛かった。その犬は「ジョン」と言った。自由に出入りできたけれど、けっして悪さはしなかった。
そんなある日ジョンはいなくなった。保健所に連れられたしまったんじゃないだろうか? という話だった。私はどうして保健所が勝手に犬を殺してしまうのか不思議だった。だって、素直なジョンは友だちだったのだから。
たぶん野生化されると、食料を求めて仲間が殺しあったりするし、不衛生になり、病原菌が増えるとか、人間に噛みつくなどの理由があるのだろう。
映画で飼育される過程も出ていたけれど、引き取ってもらうため、人間の言うことを聞かせようと努力するシーンがあった。犬が自分の速度で走ろうとすると首を締め上げたりする。この飼育法は批判もあり、だんだん変わっていくのであるが。
動物は獣だから思いっきり走りたいのではないだろうか? 人間の言いなりにならない動物を殺す、というのは何か大切なことを封じ込めている気がする。
海外ではアニマルコミュニケーターという人たちが存在する。この映画ではそういう人たちが扱われていない。たぶん知らないのだろう。
アニマルコミュニケーターはテレパシーで動物の気持ちを理解する能力のある人たちだ。獣医が見放した病気も、動物とコミュニケーションして、原因を理解し、解決しているという。そしてこの能力を開発する学校もある。
例えば、家で使っている床掃除の洗剤が悪いとか、新しいペットをかわいがって、孤独になって衰弱しているなど、いろんなことがわかるらしい。
意見の違いはあっても、こうした動物をずっと世話をする人は大変だと思った。動物を育てるのも人間と同じで、今日だけ餌をあげるわけでもなく、毎日与えなくてはいけない。お金もボランティアでまかっているのが現状だ。
あまりにもかわいかったので、私もこうした犬や猫の世話をしてみたいと思った。反対だけの運動より、動物を育てることのほうが、人の心は成長するのではないだろうか?
今までの運動にはない新鮮な世界をこの映画は提供してくれた。監督のナレーションがとてもよく、ほんわかとして優しい気持ちになれた。いい映画をありがとう。
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Archive for 11月, 2009
2009/11/27 金曜日
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2009/11/12 木曜日
11月1日豊橋で鈴木邦男さんとトークイベント開催
11月1日(日)に豊橋でイベントを行なった。「政権交代!日本の選択を語る」というテーマで寺本泰之氏が代表を務める紘基会が主催だ。 |
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