最近考えていることの一つに農業がある。金融に依存し、自然を破壊する現実に抵抗するひとつのライフスタイルの未来を求めて。
この祭典は加藤登紀子さんと娘さんのYaeさんが中心になり、藤本敏夫さんの農業への思いを残していこうとイベントにしたものだ。そのせいかライブが若干農業と関係なく加藤登紀子さんやYaeさんの人間関係になってしまった気がした。
出されている模擬店が農業を経営する人々であることが、農業イベントであることを示している。最初のトークも観客がライブと模擬店に集っているため、少なく5分なので挨拶だけになってしまったのがちょっと残念だった。
せっかく農業を人々に伝えるなら、農業が楽しいとわかってくれるイベントのほうがいい。例えば農業クイズ。
有機農法と無農薬の違いは?
きゅうりとズッキーニはどう違う?などの質問に二者択一で選んで、みんなに参加してもらう。それで最後まで残った人が野菜をもらえるとか・・・
おからハンバーガーなども売っていたのだから、レシピを公開し、実演してみせるとか。
生ゴミをどうすれば、堆肥にできるかの「誰にでもできる実践コーナー」だとか。
帰ったときに食べた記憶と演奏を聞いた記憶、農民がどんなものをそれぞれ栽培したのかというトークしか印象になく、家に帰ってこれはやってみよう、と思える吸収がなかったのが残念な気がした。
そうは言ってもこれだけのイベント自体が大変なんだろう。
私は農業だけでなく、自然と友だちになりたいと思うのだ。青森県で無農薬のりんごを育てている木村さんは切りかえるのが大変だったらしい。10年かかったという。家に800本あるりんごの木に「実をつけてね」と1本、1本声をかけてまわった。それでも枯れてしまった。
もう死んでしまうかもしれないと思った彼は「どうか枯れないでおくれ」とりんごの木に頼んだという。そしたら花を咲かせてくれた。
たぶん虫にやられた木は実をつけるのが負担だったのだろう。「ただ枯れないで生きていてほしい」そう思ったときに気持ちが伝わった。
人間だって「いい成績をとってほしいな」といつも言われたら、疲れてしまう。でも「ただおまえがいるだけでいいんだよ。ただ生きてほしい」と言われたら、何とかがんばれるだろう。
何気ない言葉が植物にも伝わるのだ。
そんな木村さんはきゅうりについても語っている。きゅうりはへたのところにつるがある。そのつるが親しくなった人間には指を差し出すと巻きついてくるのだ。巻きつかせようと何回行ってもダメらしい。ただ友だちのようにきゅうりを大切にし、仲良くする。そんな人が指を出すとつるが指にからんでくるというのだ。
きゅうりもあいさつをしてくる。そんなふうに考えると植物のハートを感じながら、育てられるではないか?
人の心は育てることによって成長していく。だから私の心も植物とキャッチボールできる気がするのだ。
今度イベントがあったら、みんな農業しながら、どんな会話をしているのか、ぜひ話してほしいものだ。
仕事をしても貧しく、拘束時間が長くなるこの時代。自然を大切にする日常は、もしかしたら私たちをとっても豊かにしてくれるのではないだろうか。
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Archive for 10月, 2008
2008/10/28 火曜日
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2008/10/21 火曜日
ルーズベルトアイランドという小さな島
マンハッタン区(Manhattan)とクウィーンズ区(Queens)の間にある小さな島がルーズベルトアイランド(Roosevelt Island )だ。そこにかけられたクイーンズボロブリッジ(Queensboro bridge)が長くのびている。その橋の近くをケーブルカーが通っているので、ちょっとした風景が楽しめる。
2008/10/16 木曜日
ニューヨークで出会った人々 パート2
ニューヨークに来たから、自由の女神を見ようと思った。実物のところ見物するのは1ヶ月前に予約の必要があったので、諦めた。
2008/10/7 火曜日
ニューヨークで出会った人々 その1
もともとこの旅行のきっかけになったのが、ネットで出会ったTODOさんだ。彼はもう二十年以上ニューヨークに住んでいる日本人でレストランを経営している。 |
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