この度、(杉本)けんたろー氏から、早見先生について何か書いてくれというメールをいただきましたので、十条日記に「るみくん」として登場する私メが、書かせていただきます。
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2006年11月、私はRSE(ラムサの古代の叡智の学校)の授業を受けに、香港に行きました。その授業で、私は「みえこちゃん」という妖精のような女の子と出会いました。
みえこちゃんは、27才のきれいなきれいな女の子です。容姿について美醜を語るのは、下品と承知の上で詳しく書きますが、27才のみえこちゃんは、後ろ姿が遠足に行く小学生に見えるという驚異の若さの女の子で、しかし、顔立ちは上品に整っていて、鼻筋の通った色白美人なのです。
美人で教養があり、表情がやわらかい。
となれば、私がみえこちゃんのファンにならないはずがありません。
みえこちゃんは、私の期待にこたえたのか、授業中、ひとつの思考に集中しなければならないのに、
「心を込めてしまうから、胸が引っ張られるような気がするの。」
と言いました。
さすが妖精・・・。
と私が思ったのは、言うまでもありません。私は、パートナーのノビュ〜オに、「みえこちゃんは透明感のある妖精みたいな子!」とほめまくりました。
翌2007年1月、その授業で顔見知りになった数人が、渋谷で新年会を行いました。その時みえこちゃんは、「自分の女性性を受け入れるのに苦労したわ。私が日本人に生まれたのは何かの間違いで、本当はドイツ人だったような気がするの。」と言いました。
私は、さすが妖精だけあってドイツ人だった過去世を思い出したのね。と、ますますみえこちゃんを尊敬しました。そして夏、私達は自然を求めて、山に日帰り旅行に行きました。
私は妖精のみえこちゃんと何とかコミュニケートをはかろうと思い、つい、俗物になって聞いてしまいました。
「カラオケで何を歌うの?」
「百恵ちゃんとか・・・。」
も、百恵ちゃん? き、聞き間違えだろうか? 山口百恵を百恵ちゃんとよぶのは、50代以上の女性と相場は決まっているが・・・。みえこちゃんは、私が大好きなパンタさんや岡林信康さんについても詳しくて、しかも、「ブルー・コメッツの井上大輔さんが亡くなって・・・」と語るではないですか。そして妖精は私にとどめの一発をくらわしたのです。
「聖子ちゃんが〜」
百恵ちゃんの次に聖子ちゃんときたら、それは田辺聖子先生のことではなく、松田聖子を指すのは明白です。しかし、どこの世界の20代が、「百恵ちゃん」とか「聖子ちゃん」と言うってんだ! いやいや、二丁目に出没するゲイなら聖子ちゃんとよぶ。日帰り旅行から帰った私は、一緒に住んでいるノビュ〜オに言いました。
「みえこちゃん、百恵ちゃんとか聖子ちゃんって言ったのよ!!」
「みえこちゃん、俺より年上だよ!! あの落ち着き方は、半端じゃない!!」
私とノビュ〜オは、妖精のみえこちゃんの落ち着き方は、孫が小学校にあがってるぽいけど、でも、みえこちゃんの年齢は34才と思うことにしました。そして秋、私はみえこちゃんから、一通のメールをいただきました。
『本を出版しました。 I LOVE 過激派/早見慶子 です。』
ノビュ〜オが、「過激派ってなんだ?」と聞くので、私は自信たっぷりにこたえました。
「これは、志茂田景樹先生の(読んだことないけど)、カゲキに生きてみないか! みたいなもので、さあ心を開いて人々と愛を共有しましょうホラ木漏れ日から天使の歌が聴こえるでしょウフフ。みたいな本に決まってるって! みえこちゃんは(きっと)34才よ! 三里塚とか佐世保のエンプラとか知ってるわけないんだし。」
「そうだよな。神田カルチェラタンも浅間山荘も知ってるわけないよな。」
「みえこちゃんが武力闘争に目を向けるわけないじゃん! テロルの決算は関係ないのよ!」
やがて、出版日が近づいたある日、私は早見慶子でググってみました。
出てくる出てくる出てくる・・・。
「ノビュ〜オちょっと見て! みえこちゃん、サブ・カル界の大物だよ!」
「サブ・カルってなんだ?」
「メイン・カルチャーに対して、サブ・カルチャーっていうのよ!」
「何だあ。大したことないのか。」
「何言ってんのよ! 私達が通うRSEだって分類すればサブ・カルよ!」
「おお! じゃあ、みえこちゃんはすごいんじゃないか!!!」
みえこちゃん、否、早見先生は、三里塚を知っていました。最近では、テロルの決算系の方々とも親交を深めていることも知りました。そして、私の中から、妖精に対するいろんな疑問が解けていきました。
「ドイツ人」発言に対しても、今ならうなずけます。うん。そうだよね。私も中学生の頃は、自分の本名はエミール・シンクレールだと思っていたよ。私たちの世代は、週刊少女コミックの萩尾望都が常識だったよね。と。
ただ、私は中学も高校も女子校だったけど、山口百恵が好きなんてそこまでおっさんぽい子を知らないので、そこのところだけが、同級生として、どうにも腑に落ちなかったのですが、それも、ゲイ・パレードで知った同世代のゲイが山口百恵好きだったよといったことを思い出して納得したのでした。
早見先生は、年齢不詳の女性ではありません。
いまだに「聖子ちゃん」という言い方をして、マドンナを歌い踊った過去を持ち、自著に中島みゆきの歌詞を三番まで書き写し、K1を見るのが楽しみで、三島由紀夫を愛する・・・。
そう、女性でありながら、年相応のゲイ・テイストの体現者、それが早見先生なのです。
ところで、私は早見先生から、とんでもないメールをいただきました。
「10分1000円カットをしてた頃は、友達に、さすが安いだけあるよと言われてたよ。」
そんなゲイはいない。
肝心なところでゲイ・テイストが抜けてらっしゃるところが、早見先生の謎なのです。
そして今、私は早見先生を尊敬しています。
精神世界には、年齢不詳の方が多いのですが、早見先生のように、20才以上も若く見えるケースは、奇跡と思えるからです。
早見先生は、「神の道を歩くマスター」そのものなのでしょう。
きっと150年後も、今の容姿のままでいらっしゃると思います。
るみくん記す。