早見慶子の十条日記 » 2007» 10月

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ジュンク堂新宿店でイベントをすることになりました。詳細は下記のとおりです。生きることが辛い人、死にたいと思った人、人から愛されない人、どんなトークが飛び交うか、楽しみにしてください。

「生きること死ぬこと…」

早見慶子(元ブント活動家)×木村三浩(一水会書記長)×鈴木邦男(一水会顧問)


80年代バブルの時代。セレブなお嬢様にならず、なぜかゲリラの激しい過激派で活動していた早見慶子の『I LOVE 過激派』刊行を記念するトークセッション。新左翼出身の早見慶子と、新右翼の代表的存在である鈴木邦男、木村三浩が、転換期の日本人の生き方を考える。

2007年11月20日(火)18:30〜
会場:ジュンク堂書店 新宿店8F喫茶
入場料:1000円(1ドリンク付き) 定員40名
■お申込:ジュンク堂書店新宿店7Fカウンター
お電話(03-5363-1300)でもご予約を承ります。早見慶子
元戦旗・共産主義者同盟メンバー。東京地区の指導部として活動。8年の組織活動と7年のアジト生活を経験。文化や歴史について討論するサークル「イリオス」を主宰し、現在も違ったカタチで活動中。「革命とは未熟な自己を変革することから始まる」は原点です。

鈴木邦男
1943年福島県生まれ。67年、早稲田大学政治経済学部卒業。70〜73年、産経新聞社に勤務。学生時代から右翼・民族派運動に飛び込み、72年に「一水会」を創り、新左翼を糾合し「新右翼」の代表的存在になる。99年12月「一水会」会長を木村三浩に譲り、顧問に就任。現在、大好評のHP「鈴木邦男をぶっとばせ!」をはじめ、各界で大活躍中。彩流社から代表作『新右翼』『テロ(「腹腹時計と〈狼〉」の増補改訂版)』がある。『公安警察の手口』(ちくま新書)『愛国者は信用できるか』(講談社新書)はロングセラー。

木村三浩
1956年、東京・文京区生まれ。1981年、新右翼急進組織「統一戦線義勇軍」の結成に参画し議長に。右翼民族派では画期的な池子米軍住宅建設反対を闘う。国内はもちろん、国際的な視点からイラク、セルビア、ロシア、フランスを訪問し、「愛国者国際連帯」の国際ネットワーク形成に尽力する。99年より一水会代表に就任。行動と理論を兼ね備えた活動家として注目を浴びる。慶應義塾大学法学部政治学科卒。 最近、彩流社から天皇論からイラク戦争までを語った『憂国論』を刊行。


 一次会が終わった後、ベリーニカフェで引き続き、二次会を行う。総勢24名だ。このくらいの人数になると、席乱れていろんな人と話ができる。

私はパーティの場では、発言者にお礼を言う係りだったので、来てくれた方とは話があまりできなかった。

だからいろんな人と話して回る。

そんなおり、驚くことに鈴木邦男氏が登場した。この日一水会のイベントと重なり、彼は岐阜県にいるはずだった。このイベント岐阜県に一泊するため、土曜日から始めているのだから。

彼はホームページ「鈴木邦男をぶっとばせ」で「I LOVE 過激派」の出版パーティのイベントを案内してくれている。だから案内みて来た人への責任感なのだろう。そして私のパーティを盛り上げようという思いやりと。

鈴木邦男。私は長い知り合いであってもあまり話したことはなかった。一水会の人というと故見沢知廉氏と木村三浩氏とはよく飲みにいったけれど、遠い存在だった。でもこの日鈴木邦男のスゴさを知った。

さて、深笛義也さんも二次会を経て三次会につき合う。ここまでつき合える人はざらにない。

彼は挨拶のときに「自己否定」についていろいろ語ってくれた。組織を知らなければ語れない内容だ。つまり、「組織で自己否定を求められ」やめてからも「過去を隠そうと自己否定する」それをようやく決裂する決意が私にできたと。

いい言葉をありがとう。

さて、ベリーニカフェから追い出された私たちは笑笑で何とか場所を確保する。夜の11時半から始めるのだから、当然朝帰りだ。

それでも十数人残った。みんな暇人なのか、根性あるのか?こういうところに残る人は、人間道を究めようとする達人が多い。だからとても大切な人たちだ。

見沢知廉の話になる。見沢さんはイリオスにも参加し、旅行にも来た。瀬戸口君も見沢さんの紹介で出会ったことを思い出す。すぐに話題に出るということは、それだけスゴい人なんだと今さらながら感心する。

瀬戸口君は役者だから、本物かどうか人を見極めようとわざと「見沢さん、鈴木邦男さんのことを批判してましたよ」と言う。

場が重たくなる。

瀬戸口君はただホンネのつき合いをしたかっただけだと思う。彼を知ればケナす言葉の裏にあったかなハートを見出すことができるだろう。ただ知らない人にとってはどうか?ただの無礼者でしかない。場を作り出す魅力溢れる人間は場をつぶしてしまう人間にもなりうる。

人と人とのコミュニケーションは難しい。

かつて某○○核派の集会の飲み会で、在日朝鮮人に某セクトの女性が「私たち日本人はいくら謝罪しても謝罪しきれない」と懺悔をした。

そのとき、在日朝鮮人は語った。「謝ってばかりいる人は背中から刺す人だ。私たちは対等な人間として話がしたいだけだ」と。

エリートたる人がエリートの立場から善意を示しているけれど、「善意を示している自分」を絶賛しているだけで、本当に彼らのことを理解しようとしていないことに気づかない鈍さが悲しいではないか。

今この場で話しているのは鈴木さん、深笛さん、瀬戸口君を含む私たちであり、私たちが理解しあうためだ。そして見沢知廉氏はその橋渡しとしてあの世からも協力してくれている。

作家だから立派だとか、死んだ人だからケナしていけないというのは立て社会の礼儀である。

私のいろんな人の死に目にあったことがある。そのとき生前、その人に追いつめる発言をした人が、死んでからすごくその人を褒めるのも見てきた。

その人の後悔する気持ちがそこに込められているのかもしれない。

私は生きているときに、人を大切にし、本気で理解しあうように努めることが大切ではないかと思う。

私は瀬戸口君とのつき合いが長いので、「瀬戸口君のことを誤解したのでは?」と思い込んだ私は、恩人の鈴木邦男さんにまで、くってかかってしまった。ゴメンなさい。

私は見沢知廉氏にもズケズケ言ったけれど、彼はそのことを喜んでくれたことを思い出した。「みんなオレのこと恐いと思っているのか、親しい人で批判する人いないんだよ」と。たぶん親しかったから成立した批判なんだろう。

なんてズにのらず、私の口の悪さは少し反省しなければ。かつて雙田さんに「オマエは普通の批判しているつもりでも、威圧感があるから、恐くなる。だからかなり優しく批判しないとダメだよ」と言われたっけ。

私はいろんな話を鈴木さんとしたけれど、彼は本当に真剣に話をするし、私の不器用な生き方に対して、もっと器用に生きる人のことを学んだ方がいい、と思って器用さもった人たちの本をいろいろ紹介してくれた。

鈴木邦男さんは人間洞察が優れているので、私の欠点をさりげなくカバーしようと言葉を選んで表現してくれる。

たぶん私は不器用だから私なのだ。俗世間に媚びる気持ちなんて持ち合わせていない。

イヤ、この社会の価値観を転覆させようとしているくらいだ。マスコミも学校も「こう考えるのが正しい」と強制し、自分にとって正しいことは「何か」と考えない人間をつくる。

マスコミなんて無責任だ。今亀田家が叩かれている。持ち上げては叩く。まさに在日朝鮮人の語った日本人体質だ。あの内藤の試合だってかなりひどいものではなかったのか。責める亀田大毅にフットワークで逃げず、パンチも出さないで、手を前に出し、妨害する。倒れている大毅の後頭部にパンチをして反則を最初にしかけたではないか。

どっちもどっち。それを「亀田叩き」に走れば反論する人は干されてしまうのがこの社会なのか?

私は戦旗派時代、職場からは嫌われてきた。戦旗をやめてからは、戦旗派から批判され、ネットでも悪口を書かれてきた。未熟であったとしても、正直に生きたかったからだ。

だから、干されようと飢えようと「ホンネで語り合える」社会、人の顔色に怯えるのでない社会を創造していきたいのだ。

みんな違った人間で、みんな違った価値観を持つ。それを尊重し合っていけばいい。自分の感じたこと、考えたことを大切に生きていける関係。それでこそ本当のキズナが生まれてくるんだと思う。

これから、新しい潮流を創造するために、本を書きたいナ。

いろんな人の助けによってしか本は出せない。だからいろんな人への感謝の気持ちは忘れないで生きていこうと思う。

その上で、再度遅くまで、イベントを抜け出して話し相手をしてくれた鈴木邦男さんに感謝します。ありがとう。

それと朝までつきあってくれた岩崎さん、鹿島さん、まさお君、竹村さんたちに感謝です。

それと、このイベントに欠かせなかったのが、杉本健太郎さんと亮介さんだ。ずっと受付や、会計のチェック、後片付け、三次会の場所探しとと活躍してくれた。

私は本当にいい人たちにめぐり合えたと思う。


今日は朝から雨だった。何となく嫌な予感。夕方まで仕事があったけれど、出席をキャンセルする電話が何件か入った。

時間になるとさらに雨が激しい。そんな中で十数人のドタキャンがでる。でも逆を考えると、こんな雨でも参加してくれた人がいっぱいいるっていうことだ。結局70人集まってホッとする。

乾杯の音頭は中川文人さんがとる。

塩見孝也氏、針谷大輔氏、レンボーブリッヂの小坂浩彰氏、田中協子氏、

戦旗派元活動家として深笛義也氏、設楽秀行氏、

本の登場人物として森河氏、北よしのり氏、岩崎雅信氏

が発言した。

映画をつくり続けているJDMの瀬戸口氏、小野氏、清水氏に最新の映画の予告篇を流して映画の宣伝をしてもらった。彼らたちのつくる映画は、毎回確実にレベルアップしている。小野澄人氏監督のものはとても映像処理が美しく、セリフにも詩的な味がある。

瀬戸口昭一氏の作品には彼の「人を殺すことをカッコいいと勘違いする人間になるな」という信念が流れていて、タレントとしての演技力もたいしたものである。さすが元スタントだ。

だからすっと応援してきた。プロジェクターの調子が悪く満足いく段取りではなかったけれど、何とか無事に上映。

司会の木村親氏がうまくつないでくれた。

お笑いタレントの元バードマンだった彼は、さすがに場慣れしている。とても上手な対応だ。

一次会はとても盛会に終わった。ホッ。


 ところで、このフォーラム一水会と一緒に劇作家の高木尋士さんが、来ており、一水会のお手伝いをしていた。

彼の態度はとてもジェントルマンだ。私なんてたいしたこともない人間に出版記念パーティに参加できないことをていねいに謝ってくる。とても美しい容姿をしているから女性にはかなりモテるだろう。

正直言ってあまりの関心も示さない左翼が多い中、右翼はダントツで応援してくれる。 背筋がのび、シャキッとしていてマナーがいい。

左翼は日本の悪いところ見ようとする。つまり、自分たちのほうが賢いから、今の政府よりいいものつくれるのに、ダメじゃないか、このアヤマチは過去から続いてきた歴史でもある、と。

右翼は日本の良さを大切にしてきた。だから、この日本を誇れる国にしようと、内側から変革する視点を持ってきたのだろう。

人は見つめる者に何故か似てしまう。人の悪いところを見ていると、自分もイヤな人間になってしまう。

逆に尊敬する人のいいところを見ていると自分が磨かれてくる。

そんな磨かれた感性を高木尋士さんは持っていると思う。

私の本を限りなく美しく読んでくれた。読み方は人によっていろいろある。その感想は読んだ人の感性だ。

彼の感想は詩的であり、文学的素養が漂っている。年間300冊の本を読破しているというのに、こんなにきちんと感想書いてくれるなんてとてもありがたい。

たぶんこういう小さな思いやりを大切にしているから、高木尋士さんの人気は衰えないのだろう。

そして一水会は人と人のつき合いにおいて礼儀がしっかりしている。だから、苦しい時期があっても今のように発展しているのだと思う。

ありがとう。