早見慶子の十条日記 » 2007» 9月

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ここのところ仕事と出版パーティのラベル入力や封筒を買ってきたりとパタパタしながら、どういうわけか、ほとんど郵送できていないという嘆かわしい事態だ。

そう、怠けたいとホンネでは思いつつ、がんばっている自分に自己陶酔している救われない日々を送っているのだ。

そんなときジェックから会いたいと電話があった。彼はバングラディッシュからやってきた日本人だ。彼は日本の国籍をとっているけれど、日本人として扱ってくれないこの国に驚く。

たぶん日本人は顔も同じでないと「日本人」ではなく、「異質な存在」と思ってしまう村社会なのだろう。

彼は雑誌やテレビに料理人として紹介されたスグレもののコックだ。

ところが取り上げられたことが原因でイジメにあい、仕事場にいくのが辛く、「ウツ状態」だという。

彼は料理の腕には自信があるから、イジメのない職場で気持ちよく働きたいらしい。

どうやら私が何とかしてくれると思って会いにきたらしい。人間まず大切なのは元気になることだ。

だから、今の自分はジェックの店をつくるオーナーにはなれないけれど、いずれ助けると約束してしまった。

小島よしおのように「そんなの関係ない。そんなの関係ない」と忘れてしまうこともできるけれど、助け合う社会こそ私の望むものである。

そう、政府に頼らず、自分たちの力でつくりあげるコミュニティだ。

ジェックは「人に騙されてきたから、人が信用できず、働けない。お金も約束の半分しかもらってない」と落ち込んでいた。

だから、「人に期待してもムダだよ。ただ、自分の可能性だけは信じようよ。自分で自分の可能性を信じられなくなったら、何もできなくなるから。自分を信じろ、自分を信じろ。ワオー」と叫んでおいた。

お金がないのに食事代をおごってくれた。いい人だ。ガンバレ。


 今日は鈴木邦男さんがインタビューをしてくれるというので、高田馬場のサンルートホテルのレストランでA.M11:00に待ち合わせた。
『I LOVE 過激派』の本と若い頃の写真、活動をしているときの写真を持ってきてほしいと言われていた。

私はいつもパタパタしていて、何かを忘れたり、遅刻したりして、人に迷惑かけてしまうことが多い。でも今回は天下の鈴木邦男さんがインタビューをしてくれるというのだ。だから万全として・・・
朝、お風呂に入って、洗濯をし、さらに本の郵送の準備をしていたら、やっぱりギリギリだ。

アッ、名刺忘れた。ま、いいか。きっと写真撮るだろうから、美人に映らないとネ。と思いきや、化粧をする暇もなくスッピンだ。20歳のスッピンならまだしも49歳のスッピンなんて目の毒か?

でも49歳のオッサンはみんな素顔だからこんなんもんでいいだろう。きっと鈴木邦男さんが修正してくれるに違いない。なんて調子がいいだろうか?

そうそう、顔なんてどうでもいい。鈴木邦男さんはこのようにしていつも多くの人を世に出そうと気を使う優しい人なのだ。作家の故見沢知廉氏も鈴木邦男さんの支えがあったからこそ、一流の作家として世間に出たし、塩見孝也さんが河合塾で討論できたのもクニさんのおかげだ。
それなのに「オレはこんなに尽くしてるよ」だとか「苦労してきたんだよ」という顔は一切見せない。

そんなところが鈴木邦男さんの偉大なところだ。もち、話は活動についてだ。
ちょっと先になるけど、ホームページに掲載してくれるらしい。
どんな内容か、とても楽しみだ。
ブサイクな写真だったら、本人がそういう顔だから仕方ないか。
クニさん、今日はありがとう。


2007/9/29 土曜日

出版パーティの案内

Author: 早見 慶子

今回の出版を祝してパーティを開くことにしました。
ちょっとおしゃれなレストランです。会場に余裕かあるので、参加希望の方は連絡してください。

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早見慶子さんの『I LOVE 過激派』刊行記念パーティーのご案内

[日時]10月27日(土)19時—21時

[場所]東京ベリーニカフェ 歌舞伎町店
東京都新宿区歌舞伎町1-21-7 地球会館 2F ( tel.03-5291-6691
西武新宿(西武新宿線)より徒歩2分・新宿(JR山手線)東口より徒歩5分、歌舞伎町コマ劇場広場前

[会費]7,000円(『I LOVE 過激派』配布含)
5,200円(本を要らない方)

拝啓、各位に於かれましては益々ご健勝のことと存じ上げます。
さて、私たちの友人である早見慶子さんの初の著書『I LOVE 過激派』の刊行を祝し、出版記念パーティ ーを企画致します。
80年から90年にかけて、多くの人たちがバブルの豊かさを満喫している時代。早見慶子さんは「セレブに生きること」よりももっとステキな何かを信じよう としました。「エリート男性と結婚すること」ではない何か。あろうことか大衆から蔑視されてきたゲリラ活動を行う戦旗・共産主義者同盟の中に彼女は「何 か」を求めたのです。
7年のアジト生活までして、共産主義運動に人生を賭けることを選択した早見さん。このたび上梓されました『I LOVE 過激派』には、彼女の人生観とその生き方の軌跡が、ゲリラ活動、ガサ、逮捕、組織を離れたその後の最底辺の生活に至るまで、きわめて赤裸々に語り明かされ ています。
皆様ご多忙とは存じますが、何卒、万障お繰り合わせの上、ご参加頂ければ幸いです。

敬具

早見慶子さんの出版を祝う会

出欠のご連絡は、早見慶子さん本人までご連絡ください。

早見慶子

yanamieko@yahoo.co.jp

http://hayamikeiko.com

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 秋風の感じられる季節になりましたが、まだまだ暑さが続く日々ですね。青空の好きな私は、ちょっぴり寂しい気もしますが、いかがお過ごしでしょうか?

さてこのたび、『I LOVE 過激派』−彩流社—(定価1890円)を上梓いたしました。

80年から90年にかけて、多くの人たちがバブルの豊かさを満喫している時代。
この日本で希望を持って生きることを拒否し、かつての華々しい全共闘の闘いは、内ゲバや連合赤軍のリンチ殺人事件などで、輝きを失い、後退し始めていました。

真実を求めていた私は、あろうことかそんな共産主義運動に青春をかけて闘ってきました。セレブに生きること、つまりエリート男性と結婚することが女性の理想かのように語られている現代。それは、自分の人生でなく、他人に依存した人生ではないでしょうか?

私はそうした生き方と決裂し、過激派と呼ばれた戦旗派の中で、ゲリラ活動、アジト生活などいろいろな体験をしてきました。
たとえ、貧しくて、警察や周囲に睨まれ、傷つき、死にたくなるような人生であっても、自分だけの人生を選択することは素晴らしいことだった、と今になって感じられるようになってきました。

どん底だからこそ光の美しさが実感できる、そんな喜びでしょうか?

社会的に軽蔑されるような人生であったがゆえに、出版することに躊躇がありました。でもひどい過去を持ち、犯罪者であっても私の人生です。世間に隠して善人かのように生きることは、卑怯ではないのか?

バレないように生きる臆病な自分と闘ってきた、組織離脱後の毎日。そんな私にも時がやって来ました。罪人である人生を隠さないで堂々と語ろう、それが私の使命なんだ、と何者かに突き動かされ、書きあげました。

親に喜ばれず、職場からも喜ばれない、そんな本ではありますが、私の心をこめた本ですので、一読していただければ、幸いです。

かしこ

 

早見 慶子

 

http://hayamikeiko.com