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I LOVE 過激派/早見慶子
(彩流社,2007年9月)
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何、このタイトル? と不思議に思った方。そう政府による「反テロキャンペーン」に対抗してつけたネーミングだ。この「反テロキャンペーン」なるものは、新たな戦争の拡大と管理社会を目指すものに他ならないのだから。ところが、大衆にはテロリストの顔が見えてこない。まるで、偏った思想の殺人マシーンかのようだ。
だが、現実には普通の人間たちのドラマがあり、愛がある。そう、そういう人たちがなぜ暴力に走るのか? この本を読めば、その謎が解き明かされていくに違いない。思想しか語られてこない過激派。これまで封印されてきた、彼らの素顔が赤裸々に語られている。
80年から90年にかけて、多くの人たちがバブルの豊かさを満喫している時代。この日本で希望を持って生きたってよかったはずだ。真実を求めていた私は、あろうことか共産主義運動に青春をかけて闘う人生を選ぶ。かつての華々しい全共闘の闘いは、内ゲバや連合赤軍のリンチ殺人事件などですでに輝きを失い、後退しきっているというのに。
そう、セレブに生きることよりもっとステキな「何か」を求めて。エリート男性と結婚することが性の理想かのように語られている時代。人の肩書きに安住するより、魅力的な「何か」を求めて…。
そんな私は他人に依存した生き方と決裂し、過激派と呼ばれた戦旗派の中で、ゲリラ活動、アジト生活などいろいろな体験をしていく。
その攻防は警察とだけではない。職場にガサに入られ、軽蔑されても出勤する毎日。価値観の合わない党幹部との攻防で失脚し、組織でのポジションさえ奪われてしまう。警察や周囲に睨まれるだけでなく、仲間からも否定される私。傷つき、死にたくなるような人生であっても、自分だけの人生を選択することは素晴らしいことであったと思う。
私の男性遍歴もいろいろ書いてしまった。女性が男性社会で生きるって誘惑だらけだ。隠したい恥部ではあったけれど、正直に見せちゃいました。
愛をこめて書いた本なので、ちょっと覗いてみてほしい。私の繰り広げた過激派ワールドを!
早見慶子(元ブント活動家・哲学サークル「イリオス」代表)
(上記紹介文の初出「紙の爆弾」鹿砦社,2007年12月号)
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